【言の葉だより 第六話】~親が終活を嫌がるとき、どう話せばいい?~
「お父さん、そろそろ終活のことも考えてみたら?」
そう話した途端、「俺はまだ元気だから。」と会話が終わってしまった…。そんな経験はありませんか?
実は、「親が終活を嫌がる」という悩みは、多くの方が抱えています。でも、それは決して親が頑固だからではありません。
もしかしたら、「終活」という言葉に少し抵抗があるだけなのかもしれません。
「終活」ではなく、「家族の時間」の話をしてみる
「最近、昔のアルバム見た?」
「この旅行、本当に楽しかったね。」
そんな何気ない会話から始めてみるだけで十分です。
「そういえば、お父さんが若い頃の話、もっと聞いてみたいな。」
「子どもの頃って、どんな夢があったの?」
そんな会話を重ねるうちに、親が大切にしてきたことや、家族への想いが自然とこぼれてくることがあります。
終活の話を無理に切り出すよりも、まずは家族の時間を増やすこと。その時間が、未来につながる第一歩になるのかもしれません。
一番大切なのは、「聞くこと」
親を心配するあまり、「これも決めておこう」「あれも準備しておこう」と急ぎたくなることがあります。
でも、本当に大切なのは、答えを急ぐことではなく、親の話を聞くことです。
どんな人生を歩んできたのか。何を大切にしてきたのか。誰に、どんな想いを伝えたいのか。
その時間そのものが、家族にとってかけがえのない宝物になるのだと思います。
「ありがとう」が言える今だから
もし「終活」という言葉を口にしづらいなら、無理に使わなくても大丈夫です。
「元気なうちに、いろんな話を聞かせて。」
その一言だけでも、十分きっかけになります。
未来のために準備をすることは、決して「死」を考えることではありません。
大切な人と、今を大切にすること。
その積み重ねが、いつか家族の安心につながっていくのだと思います。
「言の葉」は、遺言動画をお作りする会社でもあります。
でも、私たちが本当に大切にしているのは、動画を撮影するその日だけではありません。
撮影の日までに生まれる家族の会話、思い出話、笑顔。そして、「そういえば、そんなこともあったね。」と語り合う時間。
私たちは、その一つひとつも「言葉の遺産」だと考えています。
だから、動画を残すことだけが目的ではありません。
家族が向き合い、語り合う時間を残すこと。
それが、「言の葉」が一番大切にしたい想いです。
🌸今回のまとめ
親が終活を嫌がるのは、「終活」が嫌なのではなく、その言葉に少し抵抗があるからかもしれません。
だからこそ、無理に終活の話を切り出すのではなく、思い出話や何気ない会話から始めてみることが大切です。
大切な人と語り合う時間は、きっと未来の安心につながっていきます。