【言の葉だより 第七話】~エンディングノートは、最初はこの5つだけで大丈夫。
「エンディングノートを書いてみよう。」
そう思って本屋さんで一冊手に取ったものの、ページを開いた途端、何を書けばいいのか分からなくなって閉じてしまった…。
そんな経験はありませんか?
でも、大丈夫です。
エンディングノートは、一日で完成させるものではありません。
未来の家族への想いや、大切な情報を、少しずつ書き足していくものです。
今日は、その第一歩として「最初に書いておきたい5つのこと」をご紹介します。
① あなたの基本情報
まずは、お名前や生年月日、緊急連絡先などの基本情報から。
「こんなことからでいいの?」
もちろん大丈夫です。
何より大切なのは、最初の一ページを書き始めることです。
② 大切な人へ伝えたい言葉
「ありがとう。」
「元気でいてね。」
「今まで本当にありがとう。」
長い手紙を書く必要はありません。
たった一行でも、その言葉は家族にとって何よりの宝物になります。
③ わが家の味や、大切にしてきたこと
以前、お客様に
「エンディングノートに残しておきたいことは何ですか?」
とお聞きしたことがあります。
その中で、とても多かった答えがありました。
「お母さんの料理の味。」
普段の食卓に並んだカレーや肉じゃがの味付け。
お雑煮の作り方。
毎年お正月に作っていた煮物。
「隠し味は、ほんの少しのお味噌。」
そんな一言が残っているだけで、家族はまた”あの味”を食卓に並べることができます。
財産ではありません。
でも、家族にとっては何ものにも代えられない、大切な宝物です。
わが家の味も、大切な『言葉の遺産』なのだと思います。
④ 変わる情報は、書き換えられるように
エンディングノートには、ずっと変わらないことと、時間とともに変わることがあります。
例えば、
・銀行口座
・保険
・サブスクリプションサービス
・スマートフォンやパソコンのパスワード
これらは、生活の変化とともに更新されていく情報です。
だからこそ、変わる可能性がある項目は、鉛筆で書く、付箋を使うなど、いつでも書き換えられる工夫をおすすめします。
無理にきれいに書くことよりも、家族が困らないように、いつでも見直せることの方が大切です。
⑤ あなたが望むこと
お葬式のこと。
お墓のこと。
延命治療について。
全部を決める必要はありません。
「こんな雰囲気がいいな。」
「家族には笑って送り出してほしいな。」
そんな気持ちを書いておくだけでも、残されたご家族にとっては、大きな安心につながります。
🌸今日のまとめ
エンディングノートは、一日で完成させるものではありません。
今日、一ページ。
思い出した時に、もう一ページ。
そして、ときどき書き直しながら、自分らしい一冊に育てていけばいいのです。
未来の家族にとって、その一ページ一ページが、かけがえのない贈り物になります。
🌸言の葉からのお知らせ
言の葉では、エンディングノートを単体で販売していません。
それは、エンディングノートだけでは伝えきれない「想い」があると考えているからです。
大切な人へ届けたい声や表情、笑顔、そして「ありがとう」という言葉。
それらは、文字だけでは伝えきれません。
だからこそ、想いは動画に。
そして、銀行口座や契約内容、パスワードなど、これからも変わっていく情報は、情報はノートに。
この二つには、それぞれ大切な役割があります。
想いは動画に。
情報はノートに。
言の葉では、この二つをひとつにすることで、ご家族へ本当に届けたいものを未来へ残すお手伝いをしています。